- マントラって何ですか?
- 効果ってどんなものがありますか?
- 危険性はないんですか?
- 宗教っぽくないですか?信仰が必要?
- 初心者でも唱えて大丈夫ですか? 声が小さくても効果はありますか? 発音が難しそうで不安です。
- マントラはどんな人に向いていますか?
- マントラと瞑想の違いは?
- マントラを唱えれば願いごとが叶うって本当ですか?
- あなたはどうやってマントラを学んできたの?科学的な根拠ってあるんですか?
マントラとは、古代インドで生まれたサンスクリット語の言霊のことを指します。
日本では、仏教のお経や真言として知られています。たとえば「般若心経」は漢字で書かれていますが、もともとはサンスクリット語の音をそのまま音写し、意味ではなく音に対応する漢字を当てて記されたものです。
その音の響きには、心と体に深く作用する力があるとされ、瞑想や祈りの際にも使われてきました。
また、治癒や心の浄化のための道具として受け継がれ、ヨーガの世界では、心身を調える手段として広く親しまれてきたものです。
マントラは、種類や目的によって、心や体に与える作用が異なります。
たとえば、癒やしや治療を目的としたマントラであれば、心と体のバランスを調える助けになります。また、瞑想の道具として使えば、雑念が静まり、意識がクリアになりやすくなります。
さらに、マントラは祈りや感謝を表す手段としても使われてきました。古代の人々は、太陽や水、風といった自然の働きにも名前をつけて敬意を払い、マントラを通して感謝の気持ちを捧げてきました。
たとえば、太陽神は「スーリヤ(Sūrya)」と呼ばれています。太陽があるからこそ作物が育ち、私たちはごはんを食べたり、洗濯物が乾いたりと、日常を心地よく送ることができますよね。
こうした当たり前に気づき、感謝することの大切さを、マントラを通して思い出していくことで、心が少しずつ豊かに、穏やかに調っていく感覚を持つことができます。
マントラのなかには、呪いのマントラも存在します。しかし、それらは私たちが日常で触れることはまずありません。もし、そうしたマントラに触れる機会があったとしても、忘れてはいけないのはカルマの法則です。
誰かを傷つけようとすれば、その行為の結果は、いずれ必ず自分自身に返ってきます。
Ru apで扱っているのは、心を調え、癒やしと感謝のために使われてきたマントラのみです。安心してくださいね。
マントラは、古代インドで生まれ、長い歴史の中で仏教や密教、タントラなどの修行法の一部として発展してきました。
たしかに宗教的な場面で用いられてきた背景はありますが、マントラは、もともと特定の宗教のものではありません。
本来マントラは、音の波動そのものが心身に働きかける、とても威力があるものとして知られ、それが後に仏教や密教などに取り入れられ、修行の一部として使われるようになりました。
私自身も、特定の宗教には属していません。マントラは、信仰がなくても、どなたでも自由に唱えることができるものです。
もちろん初心者でも大丈夫です。マントラは、特別な知識や経験がなくても、心を込めて唱えることがいちばん大切です。
声の大きさや発音の正確さよりも、その言葉にどれだけ気持ちがこもっているかのほうが大事なんです。
たとえば「ありがとう」と伝えるとき、発音や声量よりも、感謝の気持ちがあるかどうかで、その言葉の伝わり方は大きく変わりますよね。マントラも、それと同じです。心を込めて唱えることで、マントラの音が本来持っている力が引き出され、心と体を調える助けになってくれます。
また、マントラには声を出さずに心の中で唱えるマーナサ・ジャパ(Mānasa Japa)という方法もあります。体調がすぐれないときや、声を出せないときでも唱えることができますので、ご安心くださいね。
マントラは、心身を調えたい人に向いています。
たとえば、
・心がざわざわする
・考えすぎて疲れてしまう
・感情の波に振り回されやすい
・呼吸が浅くなっていると感じる
・体調がすぐれない
・自分と向き合う時間をもちたい
こうしたとき、マントラは心と体を調えていくサポートになります。
マントラと瞑想は、どちらも心を調えるための方法ですが、マントラは瞑想を助ける道具として使われることがあります。
瞑想では、何も考えずに静かに坐るという時間をもちますが、どうしても雑念が浮かんできたり、集中が続かなくなることもありますよね。そんなとき、マントラを唱え、その音に意識を向けることで、雑念が消え、集中しやすくなります。
ただし、スピリチュアリズムや古代ヨーガの視点では、マントラを使って行う瞑想は、除霊能力をもつグル(指導者)の導きがないまま行うべきではないとされています。なぜなら、その過程で本人が気づかぬうちに、目に見えない存在とつながってしまい、心身に悪影響を及ぼすことがあるからです。
Ru apでは、そうしたリスクを避けながら、安心して日常に取り入れられるマントラの方法を、オープンクラスや講座でお伝えしています。
マントラを唱えたからといって、願いが叶うわけではありません。
スピリチュアリズムの観点では、マントラで唱えられる「神」と呼ばれる存在は、高級霊にあたります。高級霊とは、私たちの成長を見守り、支えてくれている存在のことです。
人間は思い通りにいかない出来事を通じてこそ、深く学び、気づきを得て成長していきます。そのため、高級霊は私たちに楽をさせてはくれません。
だからこそ、マントラを唱えたからといって、自分の願いが叶うわけではありません。
ただし、マントラを通して心が調い、視野が広がり、自分の本質に気づいていくことで、現実のとらえ方が変わっていくことがあります。その結果、「願いが叶った」と感じるような変化が訪れることもあるかもしれません。
わたし自身の学びや、マントラに関する根拠については、下記に詳細にまとめていますので、そちらからご覧ください。





