【スピリチュアル】マントラと般若心経

マントラというのは古代インドが発祥と言われていますが、日本に伝わる、おきょう真言語しんごんごと呼ばれているものと同じです。サンスクリット語の音に漢字を当てはめたものが、お経や真言語と呼ばれているのかと思います。

般若心経はんにゃしんぎょうは、サンスクリット語で「プラジュニャー + パーラーミター」。
これを漢訳したものが「般若+波羅蜜多仏母はらみったぶつも」。

日本に伝わった『般若心経』は、『大般若波羅蜜多経だいはんにゃはらみたきょう』を凝縮したものであり、これは三蔵法師さんぞうほうしがインドに渡り、サンスクリット語で書かれた文献を漢訳したと言われています。そして、中国を経由したことで、内容が変化しているものや、お国柄や宗教的にあえて訳さなかったものがあると言われています。

そのため、現在日本に伝わってきているものは、中国の影響を大きく受け、インドでつくられたものとは解釈が異なります。

ヨーガも同じように、インドから中国に渡ったものは、密教系のヨーガ(タントラヨーガ)。
現在日本で主に行われているものは、中国ではなくアメリカを経由した、運動メインのヨーガ。

それぞれの国や宗教が大事にしているものによって、内容が徐々に変化してきているものがあるのかと思います。

ヨーガ、密教、仏教、スピリチュアリズムというのは、本来は同じことを目的としたものであり、鍛錬法や哲学的内容がどれも似ています。

インドでは、” 女神信仰 ” を元につくられたという「プラジュニャー パーラーミター」。
その後、” くう ” を説いたと言われているのが「般若心経」かと思います。

スピリチュアリズムを学ばれている方であれば、信仰と空は似たものだとご理解できるかと思います。




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