心の病は、人間の永遠のテーマでもあるかと思います。
心は何で病むのだろう、心ってなんだろう、と。
スピリチュアルズムでは、「魂」と「心」、他にも「潜在意識」と「顕在意識」などさまざまな言い方がありますが、人間の心を、大きく2つに分けていきます。
今日は、それらを「主」と「客人」に分けてみたいと思います。
「主」と言うのは、「魂」であり、「潜在意識」です。主は、純粋でピュアで、何ごとにも動じないものを持っています。
「客人」とは、「心」であり、「顕在意識」です。色々な顔を持ち合わせ、周りの目を気にし、楽しい日もあれば、暗い日もあり、悲しい日、怒った日、舞い上がる日とさまざまです。天気が移ろうように、客人も日々変化します。
そして、主も客人もどちらも持ち合わせているのが、私たち人間です。
心が病む時は性質上、客人しか病みません。そのため、困った時は主の元にいき、助け船を出してもらうことも出来ますが、多くの方は、主までなかなか辿り着けないものです。客人の足元は、混雑し、先が見えず、主が見えないのです。
人間は本来、誰しもが心の中に主がいるのですが、心の整理整頓の仕方を知らないために、主に出会うことが難しくなっているのです。
心の病いは、周りの方が助けてくれることもありますが、最終的には自分自身と向き合い、答えを導き出すものかと思います。
スピリチュアルズムの学問も、主に会うための方法は教えてくれますが、あとは自分次第です。
私も客人に振り回され、混雑した中に留まっていたくなる時もありますが、主を見つけられると、落ち着きを取り戻し、心はすっきりするものです。
