【ご質問】マントラとは何ですか?

マントラというのは、サンスクリット語(古代インド語)の音によって、心身を調えていくための「言霊ことだま」のことです。

言霊というのは、お花に向かって、「ありがとう」と声をかけると、お花が元気になるように、言葉自体に元々力があるもののことを言います。

マントラの語源は、

manマン(考える・思う)+ traトラ(手段・方法)

Mantraマントラ =「考える手段」であり、マントラにはさまざまな種類があります。

古代から伝わる教えや知恵、世界の成り立ちが書かれたもの、平穏でありますように、病いが良くなりますように、と平和や健康を願うもの。また、心を無にするために、淡々と唱えるものなどがあります。

このマントラは、「みんなが平安に過ごせますように。教える方と、学ぶ方、お互いが敬意を持ち、感謝し、学べることを楽しみましょう」というものです。

マントラには楽譜がくふがありませんので、自分でメロディをつけたり、楽器と合わせるなど、自由に表現できます。そして、マントラの音に心を込めれば、言霊の力は、より一層強くなります。

【ナーラヤナ ウパニシャッド】
(Narayana upanisad)

om sahanavavatu
オーム サハナーヴァヴァトゥ
saha nau bhunaktu
サハナゥ ブナクトゥ
saha viryam karavavahai
サハヴィルヤム カラヴァーヴァーハィ
tejasvinavadhitamastu
テーヂャスヴィーナヴァ ディタマストゥ
ma vidvisavahai
マーヴィドヴィーシャヴァハィ

om
オーム
sanith sanith sanith
シャーンティ[ヒ]シャーンティ[ヒ]シャーンティヒ

(訳)あらゆる障害から守られますように。
私たちが学ぶものが役立ちますように。
学ぶをことを共に楽しむことができますように。
互いに敬意を持ち、学べることに感謝し、学びを通じて、
身体と心と魂が平安に満たされますように。

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