自身がマントラに興味を持ったのは、体調を崩したことがきっかけでした。
それまでは、ヨーガの前後にお祈りとして唱えるものだったり、音楽としても心地よく、サンスクリット語の癒し系のインド音楽という認識でした。
そんなある日、当時お寺でのヨーガのクラスの前に、朝の準備をしていると、急に激しい頭痛に襲われ、そのまま救急車で運ばれた時がありました。

あまりの痛さにこのまま死ぬのかな、と思ったほどでしたが、病院で検査をしてみると、何も異常はなく家に帰されてしまいました。
しかし、その後も体調は回復せず、全身が痺れ、簡単なヨーガのポーズでさえ取ることが出来ませんでした。脳脊髄液減少症の時は、ヨーガの呼吸法やポーズよって回復しましたが、今度はそれが叶わなかったため、どうしたらよいのだろうと落ち込む日もありました。
そんな時に、いつも聴いていたマントラを何となく唱えてみました。すると、みるみる身体の痺れが消えていき、マントラって何なのだろう。と興味を持つようになりました。
調べていくと、「真言、言霊、呪文」と色々出てきましたが、その当時は理解に苦しむものもあり、何か腑に落ちないなと言う思いがありました。
しかし、体調が回復したのは事実であり、マントラには何か不思議な力があるのかもしれないと思いました。
それからしばらく経ち、スピリチュアリズムの学問と出会ったことで、なぜマントラの音によって、身体に変化が訪れたのか、という疑問が少しずつ解決していきました。
マントラは千を超えるほどの種類があり、使い方や唱え方もさまざまです。声に出す方法、出さない方法、また、効果や感じ方も、人それぞれかと思います。
先日の🔗はじまりのマントラは、この世は、昼と夜、五元素の「地」「水」「火」「風」「空」の7つの境界線があり、また加えて過去・現在・未来がありと、、この地球のはじまりや成り立ちが書かれ、祭事や何かをはじめる際に、唱えられるものとして伝わり、人々に幸福が訪れますように。というマントラです。とても長いマントラなため、今回ははじめの所だけ唱えています。
ワークショップで行うものは、ご自宅でも出来るよう、癒やしや病いに使われてきたという、マントラをお伝えしていきます。みなさんもマントラを音楽としてだけではなく、ご自身でも活用していただけたらと思います。