自殺をされた方が死を悟ることなく、この世をさまよっているのであれば、死後の世界のお話をしてあげることで、浄化していく可能性があります。
人は死後、自分がイメージしていた世界に進んでいきます。
死んで無くなると思っている方は、無くなったふりをします。
お墓に入ると思っている方は、ずっとお墓にいます。
神のように光の方へと思っている方は、自分の妄想の世界に留まります。
そして、生きている時に、お経の内容を理解しているのであれば、救いになるかもしれませんが、理解していないのであれば、死後その方にとって意味をなすことは、ほとんどないのです。
生前に分からなかったお経を、死後理解することはないからです。
しかし、お経の意味が理解できなくても、思いは通じると思っています。
心からその方を思う愛は届きます。反対にただ、行事だけを行い、思いが込められていないのであれば、その思いはそのまま相手に伝わります。
私の父と祖父の話ですが、父は祖父が亡くなってから、家の仏壇にお供えものをしていました。
そんな中、祖父が私の所へ来て「桃を供えしてくれるのはいいが、剥いてくれなければ、俺は食べることはできないんだ!そう伝えておけ。」と父への伝言でした。
祖父が言いたかったのは、本当に桃を剥いて欲しかったのではなく、心がこもっていないことを指摘していたのだと思います。ものよりも心が大切なのです。
生きている時に隠し事はできても、亡くなった方に隠し事は、一切できません。
亡くなった方からは、こちらの心は丸見えなのです。
自殺された方を救いたいのであれば、死後どのような世界にいくのか、ご自分で勉強をされることかと思います。
霊能力者でなくても、死後の世界について学び、語りかけるようにお話してあげれば、その方が救われる可能性があります。
インドの方でも死者に向けられた本があります。亡くなった方に対して、こちらから死後の世界を説くのは、プラスに働くのです。