人と関わるとき、自分の損得・エゴがあると、苦しくなることがあります。
自分が傷つかないのか、感情が乱されないのか、周りから変な目で見られないか、それによって自分が徳をするか、損をするか、という考えがあると、自分の純粋な心を見失い、苦しみが生まれてしまうことがあります。
人間は誰でも心の奥に、「自分がかわいい」というエゴがあります。
わたしのことを何でそんなに傷つけるの。
ぼくのことを何も考えてくれてないよね。
なんで、連絡くれないの。
なんで、そんなに自分勝手なの。
どうして、〇〇してくれないの。
などは、相手を自分の思い通りにしたい、自分は傷つきたくない、という自分への過剰な思いからくるものです。
自分への愛は大事ですが、それを相手に強要することは、愛とは違います。
自分への愛は自分発信。
相手からの愛は相手発信。
人をコントロールすることはできず、相手を自分の思い通りにしようとすれば、必ず苦しみが生まれてしまいます。
相手とは関係ない所で、自分を労り、自分が没頭できること、楽しみを見つけ、心を充実させていくことが大事だと思います。それによって生活を自分自身でできるようになれば、より相手と損得の関係なしに、純粋な思いで関わっていくことができます。
好きは一方的な思い。愛は一切の見返りを求めないこと。
「自分がかわいい」という思いや、損得・エゴを減らしていくことで、苦しみではなく、心が癒やされていきます。
