心の指針(三)
心の赴く道
人々の肉体は滅びると単なる亡骸となるが、心は新たな修行のために、宇宙空間に旅立つようになる。
死を迎え旅立つ経過の一部は省略するが、死後、霊の見習い期間とも言える俗世と余り変化がない地に出て、指導霊の導きによって己には肉体は既になく、心のみになったことを自覚するように仕向けられ、己が納得後霊界の向上の地に赴くようになるのである。
仏教で説いている四十九日とは、霊となったことを自覚するのに、必要な期間を指していると言えるであろう。
人は誰もが、心に恥じない行いをしていない者はいないだけに、大なり少なり悔悟するにあたって悩み苦しむことを常としており、ために残された人に供養を願ったりするのも、己の俗世に於ける修行の至らなさからである。
次回は、12月22日(水)「心の指針(三)心の赴く道 1-12」についてお話します。