【自動書記】心のうねり3-1

人の道
心のうねり 3-1
天涯てんがいの果でまで、大空にまたたく無数の惑星と点滅を繰り返す星の群れ、肉体的働きを用いるだけで、心眼がひらかれない人類にとっては、遥か遠い次元の隔たりがある問題として、探求することを避け、馬耳東風ばじとうふうであると言っても過言ではあるまい。

人間が自我と欲望とによって開発した科学を用いて物質文明を謳歌おうかし、自然環境を破壊するような考えや行いについて、是正ぜせいし反省することを忘れている多くの人々によっては、肉体的感覚の現実に限りのあることを、如実にょじつに肌で感じる日が、せまっていることをうれいている。

次元を超えた宇宙空間の時の流れの中、地球上には大きな大きな還元かんげんのうねりが訪れようとしており、これは宇宙の調和をはかるうえから、さけて通ることの出来ない、天の仕組みによるものである。

地球をはじめ惑星の数々、宇宙に存在する有形無形ゆうけいむけいの万物、森羅万象しんらばんしょうのそのすべては、無より生まれて無に帰る流転るてん回生るてんが、常に休みなく厳正げんせいに行われているのは、宇宙の調和を保たせる。人間にとって考えは及びつかない、尊厳無比そんげんむひときり語りようのない、天主天上てんしゅてんじょうをはじめとする神々の、心を突き動かす衝動による、心の働きによるものである。


次回は、3月30日(水)「人の道 心のうねり3-2」についてお話します。

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